俵取り

力を「剛」とすれば俵取りの要は「柔」。各組が考え抜いてきた作戦、競技者たちの培ってきた技術と柔軟な動きがフィールド上で光ります。

競技概要

俵取りとは、フィールド上に並んだ11個の俵をなるべく自分の組の側に持ってくる競技です。試合開始の号砲とともに、フィールドの両側のライン上に並んでいる競技者が俵を目指して一斉に走り出します。

試合中は、競技者が練習で培ってきた技術が際立ちます。100kg近くの俵をからだ全体を使って押す「押し」、左右で息を合わせて転がす「引き」、そうはさせないと間に入って食い止める「守備」、その守備を剥がして転がす手助けをする「剥がし」など、競技者の役割はさまざまです。

試合終了の笛が鳴ったら、競技者はフィールドから出て、審判がポイントを集計します。その後、フィールドの中央で主審が結果を提示して、一試合が終わります。

勝敗

勝敗

俵取りには K.O. というものがあります。真上から見て俵がフィールド上の定められた K.O. ラインを完全に越えたとき、その俵は K.O. になります。競技者はこの K.O. の数を争います。

K.O. の数がどちらの組も同じときは、俵がフィールド上のどこにあるかによって(図参照)どちらかの組に与えられるポイントの合計で勝敗を決めます。

ポイントも同じときは(滅多にありませんが)、センターライン(中央のライン)を越えた俵の数で勝敗を決めます。

対戦表・得点表

対戦表 得点表

俵の神様に拝礼せよ

俵取りの競技開始号砲が鳴った直後のフィールドに目を向けると、円になって跪く集団があります。

彼らは俵取り競技に使用される「俵」を制作している運準演技準備係のメンバー(通称・演準er)です。

運動会前日までの2か月間、毎日遅くまで「転がる俵」を追求する中で、彼らは半分冗談、それでも半分本気で「俵の神様」を信じるようになりました。

無事に俵を作り終えた達成感を胸に、俵がよく転がることと運動会全体の成功を俵の神様に祈ります。

そのときフィールド上にあるのは、演準erが夢見続けてきた歓喜の瞬間なのです。