馬上鉢巻取り

全員が騎馬を組み終えて、スタートライン上にずらりと騎馬が勢揃いする時、騎馬を1つ選び、その騎馬が試合中どう戦っていくのか、追いかけながら見ていくとより一層楽しめます。

競技概要

開成の運動会は初めて、そんな中1の競技が馬上鉢巻取り、通称:馬鉢。小学校の運動会で、騎馬を組み紅白帽を取りあった経験のある人もいるのではないでしょうか。

とはいえ馬鉢は紅白帽取りの単なる派生形ではありません。
鉢巻を取られた騎馬が負け、フィールドの外に押し出された騎馬が負け、騎馬が崩れて騎乗が騎馬から落ちたら負け。そして最後に生き残った騎馬の数で相手を上回るか相手を全滅させたら勝利。

中1競技らしいシンプルな競技性でありながら、試合開始直前に騎馬が一列に並んだ際や試合中に騎馬が動き回る様子には中1競技らしからぬ迫力があります。これこそが馬鉢の魅力であり、開成中学校1年生の初陣に相応しい競技たる所以なのです。

ポジション

ポジション

  • 騎乗
    騎馬に乗っている。相手の鉢巻を狙ってのせめぎ合いが仕事。絶対的に強い騎乗は、どんな騎乗と戦っても勝つことが出来る。
  • 後押し
    サイドの後ろに密着している。後押しはいる騎馬といない騎馬があるが、後押しがいる方が騎乗の安定感がグっと高まる。
  • サイド
    心棒の後ろに密着している2人組。心棒と手を組んで、騎乗の足を支えている。2人の息と身長が合っていることが重要。
  • 心棒
    騎馬の一番前にいる。ずっしりとした体型でガッツがある人が選ばれる。敵の騎馬と立ち会うときに、いかに相手に衝撃を与えられるかが見せどころ。

対戦表・得点表

対戦表 得点表

馬鉢における強さとは?

いわゆる「強い騎馬」は、圧倒的な支配力で次々と騎馬を倒していきます。1試合の中で、1騎馬が 4騎馬を倒すといった事は良く起こります。しかし、そんな強い騎馬が組の勝利に直結する訳ではありません。重要なのが、相手の騎馬の方が強かった場合に耐久する技術です。

押す力の強い騎馬に対しては、押しながら回ることによって相手の押しを受け流す「ローリング」、騎乗が強い騎馬に対しては、鉢巻の結び目を完全に両手で覆いうずくまる「亀」などが有効です。

馬鉢をご覧になるときは、その騎馬が攻め、守り、はたまたどちらも行っているのか、その役割を想像するとまた違った一面が見えてくるでしょう。